研究概要 |
イネのタイワンツマグロヨコバイおよびツマグロヨコバイ抵抗性遺伝子の分子生物学的解析を目的として,従来の遺伝分析では同定が困難であった抵抗性遺伝子を分子マーカー連鎖地図上へマッピングするために,(1)タイワンツマグロヨコバイおよびツマグロヨコバイ抵抗性遺伝子の同質遺伝子系統の育成,ならびに(2)組換自殖系統の育成をおこなった.その結果,本年度はタイワンツマグロヨコバイ抵抗性遺伝子(glh-8)がトリソミック分析によりイネの染色体7に座乗するものと推定され,分子マーカーと抵抗性遺伝子との連鎖分析の効率を高めた.また,組換自殖系統を用いたタイワンツマグロヨコバイおよびツマグロヨコバイ抵抗性遺伝子のマッピングを行うために,抵抗性品種DV85と感受性品種台中65号のF_2160個体から単粒系統法によりF_6系統を育成した.
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