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1995 年度 実績報告書

多目的土地評価のための包括的環境情報処理法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 06660077
研究機関京都大学

研究代表者

小崎 隆  京都大学, 農学部, 教授 (00144345)

研究分担者 田中 樹  京都大学, 農学部, 助手 (10231408)
キーワード土地評価 / 地理情報システム / 土壌情報システム / 肥沃度評価 / 地球環境問題 / 水田農業
研究概要

〈包括的環境情報処理システムの構築〉
先年度に導入した地理情報システム(Idrisi for Windows)を用いて、点及び面情報を統合処理する包括的環境情報処理システムを構築した。具体的にはシステムはパーソナルコンピュータ、カラープリンター、イメージスキャナー、記憶装置(HDD、MO)を有機的に結合することにより、地図情報、分析情報、聴きとり情報などの入力・管理・加工・出力、さらに、インターネットを用いて世界各国との高速情報交換を行うことが可能になった。
〈多目的土地評価の事例研究(熱帯アジアにおける水稲栽培適性図の作成)〉
以下の手法を用いて当該地域の水稲栽培適性図を作成した。
1) データの入手
インターネットにより合衆国地質調査所内の UNEP/GRID から水稲栽培に重要な影響を与える因子として土壌、傾斜、気温、降水量、日照時間に関する情報選択し、本システムに取り込み、熱帯アジア地域を対象として各主題図を作成した。
2) 再分類
それぞれの因子について水稲栽培適性規準を設定し、各地点における生データを2〜4段階に再分類することにより、各因子ごとの適性分級図を作成した。
3) 重ね合わせ
各地点について、上記の5因子に関する分級得点の積を算出し、その値により当該地域の水稲栽培適性図を作成した。
以上の結果、本事例研究で作成した図は当該地域において実際に水稲が栽培されている地域と非常に良く一致しており、本研究で試みた手法が土地評価に用いることが可能であることが示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小崎隆: "日本と世界の比較水田土壌学" 日本土壌肥料学会講演要旨集. 41. 256-256 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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