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1995 年度 実績報告書

亜硝酸前処理を用いるクラフトパルプの酸素漂白に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06660203
研究機関筑波大学

研究代表者

大井 洋  筑波大学, 農林工学系, 助手 (20201965)

キーワード針葉樹 / クラフトパルプ / 亜硝酸 / 酸素漂白 / 無塩素漂白 / リグニン
研究概要

1.アカマツクラフトパルプと様々なリグニンモデル化合物を用い、亜硝酸処理における脱リグニン機構を考察した。
(1)アカマツパルプを様々な温度で3時間、硝酸(添加率:4%)と亜硝酸塩(添加率:0.3%)で処理を行ったところ、90℃と100℃で脱リグニンが促進された。
(2)フェノール性モデル化合物は、非フェノール性モデル化合物と比較し、非常に速やかに分解された。ベラトリルグリセロール-β-グアイアシルエーテル(VG)のCα-Cβ結合が開裂し、ベラトルアルデヒド(Vd)を与えた。
(3)VGのα-エチルエーテル(VGE)は、α-エチルエーテルの酸加水分解によってVGを生成し、その後Cα-Cβ結合の開裂によりVdを与えた。
(4)ベラトリルグリセロール-β-シリンギルエーテル(VS)、およびVSのα-エチルエーテル(VSE)は、VG、およびVGEと同様に分解してVdを与えた。しかし、VSはVGよりも速やかに分解し、スレオ型VSはエリスロ型VSよりも速やかに分解した。
(5)デヒドロジイソオイゲノールのメチルエーテル(β-5型モデル)、およびイソオイゲノールのメチルエーテルも、Cα-Cβ開裂によってVdを与え、また後者は温室においても速やかに分解した。
(6)VSを重水を用いた硝酸で処理したところ、Cβに重水素が置換されたVSが得られ、Cα-Cβ不飽和結合の生成を経るCα-Cβ結合開裂の機構が示唆された。
2.現在、酸素漂白における炭水化物の解重合に及ぼす亜硝酸処理リグニンの作用等について解明している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岸野正典,大井洋,池上憲治,山口彰: "亜硝酸による脱リグニン機構(第2報)非フェノール性β-O-4型リグニンモデル化合物のα-アルキルエーテルの分解" 木材学会誌. 42. 95-100 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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