研究概要 |
昨年に引き続き,生殖腺内に分布するニューロペプタイドと考えられる軸索の同定を行なった。昨年とは固定法,薄切法,染色法を変えてサーモンGn-RHとチックンGn-RHの抗体を用いて、免疫染色を行なった。しかし、陽性の反応は生殖腺内には認められなかった。したがってGn-RH以外のニューロペプチドの軸索であると結論される。 昨年の予備実験と同様に神経伝達物質(アセチルコリン,ノルアドレナリンなど)と生体外で生殖腺をインキュベーションし培養液中に放出される主にテストテロンをラジオイムノアッセイ法により測定し,ステロイドホルモンの放出,抑制効果について調べた。神経伝達物質の濃度,インキュベーションの時間を変えて試みたが,対照との間に差が認められず,これら物質のホルモン分泌に関与する結果は得られなかった。引き続き実験を断続しているところである。 投稿していた論文1編が出版された。残り1編は現在投稿中である。
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