本年度の主要目的であった関連資料の収集は、年度途中で研究代表者(増田洋)の死去等があったが、ほぼ予定通り実施できた。現在収集資料の検討を行っている。現時点では得られた知見をとりまとめれる程の熟成までには至っていない。 次年度は、これら資料の分析結果の検討と、各分担分野の論点に関する理論的研究ととりまとめを行い、印刷に付す。 研究分野の分担は、以下の様に予定している。 1.ホタテガイ漁業の管理に関する分野(担当:板倉信明)(1)漁業調整と漁場造成の手法。(2)放流方式と放流海域の管理手法。(3)漁獲・操業システムの分析 2.ホタテガイ漁業の経営形態と経営成果の分析(担当:古林英一)(1)経営形態の類型化と特性分析。(2)経営成果-リスク負担の分析。(3)経営の組織的分析 3.地域間、地域内、漁業間調整に関する分析(担当:板倉信明)(1)資源利用と漁業権および知事許可の調整。(2)漁場利用調整。(3)競合漁業間および個別経営の位置づけ。
|