研究概要 |
1)前立腺癌の増殖及び転移を制御すると考えられる種々の因子の中で、Insulin-like growth factor I(IGF-I),epidermal growth factor recrpotor(EGFR),human tissur inhibitor of metalloproteinase II(TIMP-II)の役割及びそれらの局在を知るために、前立腺癌50例の生検標本を用いて免疫組織学的にIGF-I、EGFR TIMP-IIの検討を行なった。 (日本癌学会総会 1994年) 2)前立腺癌の組織分化度とアントロゲンレセプターの発現及び増殖細胞のマーカーであるKi-67の発現を免疫組織学的に検討した(Oncology Reports,1994)。ARの発現に関しては癌細胞の免疫染色性の強度と間質細胞のそれとの比較をとることにより、ARと組織分化度の間にの相関を得る事ができた。Ki67は組織分化と比較し、Ki67は悪性度の指標となると考えられた。
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