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1994 年度 実績報告書

アデノウイルスベクターを利用したウイルス複製研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670319
研究機関東京大学

研究代表者

白木 和子  東京大学, 医科学研究所, 助手 (40012744)

キーワードアデノウイルスベクター / ポリオウイルス / ポリオウイルス受容体(PVR) / 中枢神経細胞
研究概要

人がポリオウイルスに感染しマヒをおこすのは中枢神経系に到達したポリオウイルスが受容体(PVR)を介して中枢神経細胞に感染し、増殖し、神経細胞を破壊することによる。ポリオウイルスをサルの脳内に接種すると神経細胞だけで増殖し、グリア細胞には感染しない。これはPVRの発現が神経細胞で高く、グリア細胞で非常に低いと推定された。神経細胞特異的に感染し増殖する機構を調べるために、まず両細胞でPVRの発現調節機構を調べることにした。そこでAd5-5'-PVR-CATとAd5-5'-PVR・β・gal組換えウイルスを作成した。これはヒトPVR上流域3000塩基とその種々の欠失DNAをCAT又はβ・gal遺伝子と隔合させ、そのDNAをAd5ベクターにいれたウイルスである。これらのウイルスをHeLa細胞に感染する一方、組換えウイルスの構築を確認し、培養細胞でこの組換えウイルスでPVR上流域の解析が可能である事を確認した後、マウス脳内接種によるin vivo実験を開始する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] "Transcription Stimulation of the Adenovirus Type12 Ela Gene In Vitro by the 266-Amino-Acid ElA Protein." Journa of Virology. 68. 5056-5062 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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