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1995 年度 実績報告書

生活習慣と現行予防対策に重点をおいた虚血性心疾患の危険要因に関する対照症例研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670395
研究機関北海道大学

研究代表者

志渡 晃一  北海道大学, 医学部, 助手 (20206098)

研究分担者 甲谷 哲郎  北海道大学, 医学部, 助手
近藤 喜代太郎  北海道大学, 医学部, 教授 (80018366)
キーワード心筋梗塞 / ライフスタイル / 一次予防 / 症例・対照研究
研究概要

研究実績の概要(1995年度)
本年度は、心筋梗塞の発症に深く関わると考えられるライフスタイルについて症例・対照研究法をもちいて検討した.症例は北海道大学医学部循環器内科およびその関連病院において,臨床的所見に加えて冠動脈造影によって心筋梗塞と診断された男性確実例56名である.年齢(±3歳以内)および居住地域(札幌市を含む道央圈)をマッチさせた健康な男性住民を対照とし,症例1例に対して対照2名を設定した.面接調査(他記式)により,既往の要因(食生活,飲酒・喫煙習慣,労働環境,保健予防習慣,社会生活行動など)について直接聴取した.単変量解析でオッズ比に有意差がみとめられた変数をロジスティックモデルに投入し,独立性の高い変数をスクリーニングした結果,下記の4分野で独立性の高い14変数が検出された.
1)食品摂取・食嗜好・食行動
和菓子を好む,野菜サラダを食べない,食事時間が不規則.
2)飲酒・喫煙
飲酒をしない,過度に飲酒する,たばこを1日に30本以上吸う.
3)労働環境・社会生活行動
1回の勤務が連続10時間以上,仕事の話を家族にしない,熱中すると気持の切替ができにくい,涙もろい.
4)保健行動・余暇・生活習慣
テレビの健康番組を観ない,健康に関する新聞記事を読まない,余暇にテレビを観てすごすことがない,睡眠時間が不規則.
今後は,職域集団を対象として,MIとライフスタイルとの関連を検討する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 志渡晃一: "心筋梗塞に罹りやすいライフスタイルに関する症例・対照研究." 北海道医学雑誌. 70. 795-805 (1995)

  • [文献書誌] 志渡晃一 他: "職域集団における虚血性心疾患のコホート研究 (1)対象集団設定のための基礎調査" 日本疫学会雑誌. 6. 92-93 (1996)

  • [文献書誌] 志渡晃一 他: "心筋梗塞の症例・対照研究-労働環境・社会生活行動の特性." 産業ストレス研究. 3. 52-52 (1995)

  • [文献書誌] 志渡晃一 他: "心筋梗塞の症例・対照研究-性格行動に焦点を当てて." 日本公衆衛生雑誌. 42. 740-740 (1995)

  • [文献書誌] 志渡晃一 他: "心筋梗塞の症例・対照研究-労働環境に焦点を当てて." 第36回社会医学研究会総会講演集. 38. 69-69 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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