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1994 年度 実績報告書

集学的禁煙プログラムの試み

研究課題

研究課題/領域番号 06670400
研究機関千葉大学

研究代表者

長尾 啓一  千葉大学, 保健管理センター, 教授 (00111427)

研究分担者 東條 光彦  千葉大学, 保健管理センター, 助手 (70241982)
山本 司  千葉大学, 保健管理センター, 助手 (90251199)
キーワード禁煙プログラム / 心理テスト / ニコチンガム支援 / 血中一酸化炭素濃度
研究概要

1.千葉大学医学部附属病院呼吸器内科で死亡された肺癌、肺気腫、慢性気管支炎、心筋梗塞症例の剖検臓器写真を収集し、併せて教育用スライドファイルを作成した。(パワーブック540C使用)
2.異なった種類のたばこで喫煙させ、呼気中一酸化炭素濃度を経時的に測定したが差はみられなかった。スモーカーライザーの精度に限界があり、本測定器は禁煙の指導的に定性的な情報を与えるだけであることが判明した。しかし、喫煙状況の把握にはきわめて有用であり、禁煙試行者の励みになっている。
3.本プログラムで使用予定されていたニコチンパッチは、本薬が厚生省への認可申請時期に入ったため供与がしばらく不可能となり、薬剤支援はニコチンガム(ニコレット:Marion Merrell Dow社)にて行うこととなった。
4.性格テスト、心理テストはYG,MASのほかロールシャッハテストも試みることになった(結果のコピーを面接時に随時わたす.ポ-タブルコピー機使用.同時にポ-タブルパソコンにてデータ入力)。
5.平成7年2月にプロトコールが整い、現在までにボランティア1名、疾患のために禁煙する者2名が登録された。多くの喫煙者は禁煙の意志が全くなく、ボランティアはきわめて集めにくい。大学の広報誌、教育の場にてさらに募る予定である。一方、呼吸器症状で相談にきた者は、喫煙の害に必要以上に反応し、不安のスコアが高い。また、ニコチンガムの試用評価は、ボランティアによると味、噛み心地ともに耐えられないとのことであるが、疾患保有者では生理的・心理的に効果ありと答えている。
6.平成7年度には禁煙の意志のあるボランティアを増やし、集団での禁煙試行とし、同年度内に本プログラムの妥当性を判定したい。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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