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1994 年度 実績報告書

ヒト同種体液混合斑痕の血液分離判別法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06670448
研究機関東北大学

研究代表者

勾坂 馨  東北大学, 医学部, 教授 (70006740)

キーワードMixedstain, / ABH blood group, / ELISA
研究概要

同種混合斑痕の血液判定を目的として種々の検討を行った、まず,分泌型A型とB型唾液の混合液を作製し、その型活性をELISAによって定量した.次に,モノクローナル抗Aまたは抗B(Biotest製)の100μlを加えて固相化した多数のマイクロタイタ-孔を用意した.孔をブロック後,上記混合液100μlを抗Aまたは抗Bを固相化したマイクロタイタ-孔に入れ,1時間反応させた.その後,検体を別のマイクロタイタ-孔に移して反応させ,この操作を10回繰返したのち,検体のABH式型活性をELISAで定量した.これは,抗Aまたは抗Bを固相化した孔により対応する型抗原を吸収・減量を意図するものであったが、検査結果には吸収効果は全く認められなかった.同様な処置をニトロセルロース膜を使って吸収・減量を試みたが,ここでも効果は認められなかった.これは,固相担体の抗体補足量が少ないためと考えられ,補足量の大きな担体を選択する必要がある。
異種混合斑痕の分離型判定のために,涙や羊水に特異的なポリクロナール抗体の作製を試みた.抗羊水を用いたサンドイッチELISAによって血液・尿・腟液と混合した羊水のABH式血液型を分離型判定することに成功している.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 長江美紀子,勾坂馨: "ヒト羊水に特異的なマウス車クローン抗体の作成とそれによる羊水のABH式血液型判定" 法医学の実際と研究. 37. 81-86 (1994)

  • [文献書誌] 伊谷雅之,勾坂馨: "PCR法によるMH式血液型判定法の法医学的応用" DNA多型. 2. 135-138 (1994)

  • [文献書誌] 伊谷雅之,勾坂馨: "血痕からのDNA抽出とPCRによる多型検出" 法医学の実際と研究. 37. 49-53 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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