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1994 年度 実績報告書

サルコイドーシスの発症素因としてのACE遺伝子多型性に関する国際共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670598
研究機関北海道大学

研究代表者

山口 悦郎  北海道大学, 医学部・附属病院, 講師 (10201831)

キーワードサルコイドーシス / ACE遺伝子
研究概要

我々が進めてきた日本人における解析から、ACE遺伝子多型性がサルコイドーシスの血清ACEレベルの評価に重要であり,かつ対立遺伝子Dがサルコイドーシスの危険因子として作用することが明らかになりこれらの結果を現在投稿中である.さらに遷延例と対立遺伝子Dが密接に関与していることも明らかになり,一部学会で報告し,現在投稿準備中である.
このACE遺伝子多型性がサルコイドーシスの危険因子や予後因子になりうるかを国際的に比較検証する目的で本研究は開始されているが,現在までに米国(南カリフォルニア大学Om P.Sharma)より29検体,イスラエル(Tel-Aviv Medical Center,Ichilov Hospital,Elizabeth Fireman)より42検体,ギリシャ(クレテ大学,Demosthenes Bouros)より62検体,スウェーデン(カロリンスカ研究所,Anders Eklund)107検体のACE遺伝子型を解析した.さらに近々,フィンランド(Mjolbolsta Hospital,OlofSelroos)より検体入手予定である.遺伝子型頻度を判定するには症例数が一部不十分なため,各施設よりさらに血液サンプルと臨床データの収集を継続して行っている.
現在のところ,コーカソイドでは日本人に比較して対照群においても対立遺伝子Dの頻度が高い傾向を認めている.対照群とサルコイドーシス間における遺伝子型頻度の差は,今後検討する予定である.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 古家乾: "サルコイドーシスにおけるACE遺伝子多型性と血清ACE活性" 日本臨床. 52. 153-158 (1994)

  • [文献書誌] 古家乾: "ACE遺伝子多型性からみたサルコイドーシスの病態" 日本サルコイドーシス学会雑誌. 13. 77-78 (1994)

  • [文献書誌] 古家乾: "サルコイドーシスにおける予後因子の検討" 日本サルコイドーシス学会雑誌. 14. 72-73 (1995)

  • [文献書誌] 小嶋淳一郎: "サルコイドーシスにおけるACE遺伝子多型性とBALF-ACE活性の検討" 日本サルコイドーシス学会雑誌. 14. 108-109 (1995)

  • [文献書誌] 古家乾: "ACE遺伝子と疾患" 呼吸. 14. 2-9 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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