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1995 年度 実績報告書

遺伝性脱髄疾患に関与するリゾ型スフィンゴ脂質の無毒化機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06670656
研究機関九州大学

研究代表者

小林 卓郎  九州大学, 医学部, 教授 (40158902)

キーワードリゾ型スフィンゴ脂質 / glucosylsphingosine / Krabbe病 / 遺伝子変異
研究概要

平成7年度はgalactosylceramideのリゾ型スフィンゴ脂質の分解を司る酵素である。
galactosylceramidaseIの分子生物学的検討、さらに本酵素が欠損している成人型Krabbe秒の分子遺伝学的研究を行なった。まず、PCRにより合成約2kbのcDNAを得た後、それを動物細胞に導入し、発現があることを確かめるとともに、全塩基配列を明らかにした。また、4例の患者においても同様の作業を行ない、4例すべてにおいて変異を明らかにした。しかしながら、その中には明らかに正常でも存在するアミノ酸と置換する塩基の変異が発見され、これらはおそらく多形と考えられた。現在それぞれの変異を導入したコンストラクトを作成し、発現実験を行なっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Shinnoh N. et al.: "Adrenoleukodystrophy: The restoration of peroxisomal β-oxidation by transfection of normal cDNA" Biochem. biophys. Res. Commun.210. 830-836 (1995)

  • [文献書誌] Yamada T, and Kobayashi, T.: "The mutation in amyloid precursor protein inhibits both α- and β-secretion" Neurosci. Lett.191. 103-106 (1995)

  • [文献書誌] Yasutake T. et al.: "Molecular analysis of x-linked adrenoleukodystrophy patients" J. Neurol. Sci.131. 58-64 (1995)

  • [文献書誌] 小林卓郎: "遺伝性白質変性症の診断基準、病型分類、重症度" 内科. 75. 1349-1351 (1995)

  • [文献書誌] 小林卓郎: "遺伝性白質変性症の病態" 福岡医学雑誌. 86. 330-333 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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