中脳と線条体など中枢神経の他領域とのcocultureにおいて、線条体と大脳皮質のような標的領野のみならず、小脳や海馬のような非標的領野とのcocultureでもドーパミナージックニューロンの生存率の増大が認められた。これ以外の領野では増大はみられなかった。しかし、20〜30%の生存率を示させる範囲のMPP^+量では、いずれの領域のcocultureでも生存率に差異は認められなかった。この培養の研究過程で、新たにインターロイキンのドーパミナージックニューロンへの作用が存在し、またドーパミナージックニューロンに対して酸が選択的毒性をもつことが見出された。
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