• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

アンジオテンシン受容体の発現調節と細胞内へのインターナリゼーション機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06670742
研究種目

一般研究(C)

研究機関独協医科大学

研究代表者

古田 裕明  獨協医科大学, 医学部, 講師 (70049253)

研究分担者 松崎 茂  獨協医科大学, 医学部, 教授 (60008604)
キーワードアンジオテンシン / ホルモン受容体 / 発現調節 / 遺伝子解析
研究概要

ヒト・アンジオテンシン受容体(Type-1)遺伝子の遺伝子発現機構を解明するため、まず5'-非コード領域の配列を調べてきた。これまで我々は、ヒト-アンジオテンシン受容体(Type-1)遺伝子のクローニングを行い、その構造遺伝子のDNA配列などを明らかにしてきた。
アンジオテンシンIIはプロテインキナーゼC(PKC)によって誘導されるいくつかの核内のオンコジーン(c-fos,c-jun)などを活性化することが知られている。そこで、5'-非コード領域の遺伝子構造を明らかにすることにより、この領域での調節エレメントや特異的調節因子についての知見が得られることが期待される。特に、この受容体のゲノムのDNAと得られてきたいくつかのcDNAクローンの塩基配列の比較検討を行ってきた。この受容体コード領域の5'-上流に数個の相異なるエキソンの存在が明らかになってきた。また、いくつかの発現調節エレメントがCAAT box近傍に位置する可能性が見いだされており、これらの転写調節機構の実体について明らかにしているところである。
ヒト・アンジオテンシン受容体(Type-1)遺伝子の5'-上流側は、過度に長く伸長しており、55-65kbにも達することがわかってきた。従って、遺伝子上での精度の高い解析に非常な困難を与えているのが現状である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] H.Furuta: "Molecular Cloning and Sequencing of the Gene Encoding Human AngiotesinII type-1 Receptor" Biochem.Biophys.Res.Commun.183. 8-13 (1992)

  • [文献書誌] T.Inagami: "Cloning,Expression and Regulation of AngiotensinII Receptors" J.Hypertens.10. 713-716 (1992)

  • [文献書誌] R.Takayanagi: "Molecular Cloning,Sequencing Analysis and Expression of a cDNA Encoding Human Type-1 AngiotensinII Receptor" Biochem.Biophys.Res.Commun.183. 910-916 (1992)

  • [文献書誌] H.Yoshida: "Analysis of the Evolution of AngiotensinII Type-1 Receptor Gene in Mammals (Mouse,Rat,Bovine and Human)" Biochem.Biophys.Res.Commun.186. 1042-1049 (1992)

  • [文献書誌] M.Ishido: "Establishment of Chinese Hamster Ovary Cell Lines Stably Expressing the Cloned Human Type-1 AngiotensinII Receptor and Characterization of the Expressed Receptor" Biomed.Res.13. 349-356 (1992)

  • [文献書誌] T.Hamakubo: "A Na Pump Inhibitor from Bovine Posterior Pituitary:Purification,Structure Determination and its Cardiovascular Effect in Rat" Biochem.Biophys.Res.Commun.189. 691-696 (1192)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi