研究課題/領域番号 |
06670789
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山岡 完次 大阪大学, 医学部, 助手 (60144490)
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研究分担者 |
松本 小百合 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
島 雅昭 大阪大学, 医学部, 助手 (10252660)
山本 威久 大阪大学, 医学部, 助手 (30231674)
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キーワード | 腎不全 / 成長障害 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 |
研究概要 |
慢性腎不全患児の成長障害の原因として、カロリー摂取不足、二次性副甲状腺機能亢進症等があげられるが、それ以外に骨代謝障害に影響を与える因子が存在すると考え、下記の実験で施行した。 1.破骨細胞様細胞形成実験 臍帯血より破骨細胞様細胞を形成することが可能である。この系に腎不全血清を添加すると破骨細胞様細胞の形成が増加した。さらにL-アルギニンを同時に添加すると増加反応が抑制されることから、腎不全血清中に存在するNOSがこの系に関与すると考えられた。 培養骨芽細胞を用いた実験 腎不全血清中に活性型ビタミンDの作用を阻害する因子が存在すかどうか検討する目的で、ヒト骨芽細胞系細胞SaOSおよびマウス骨芽細胞系細胞MC3T3に、GH遺伝子をリポーターとするオステオカルシン遺伝子のVDREおよびプロモーターを組み込むことに成功した。ヒト血清添加下でこれらの細胞の基礎的条件を検討したところであり、腎不全血清添加実験を開始したところである。
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