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1995 年度 実績報告書

出生前診断における染色体異常モザイシズムの新しい診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06670797
研究機関岡山大学

研究代表者

横山 裕司  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (00240226)

研究分担者 辻 一城  岡山大学, 医学部・附属病院, 医員
キーワードFISH法 / 性染色体異常症 / 多色FISH法
研究概要

本研究で行う、13,18,21トリソミ-モザイクの検討のために、それぞれの各染色体およびinternal controlとするX,Y染色体特異的プローブ毎に、最も効率の良いHybridizationの時間、温度、洗浄の温度などを決定した。また、直接FISH法にて、良好なHybridization結果が得られるに必要なスライドの前処理法の確立、免疫学的シグナル増強法の条件を確立した。さらに、多色FISH法を応用し、常染色体プローブと性染色体プローブを同時にHybridizeし、精度を向上させることにも成功した。染色体分析にて正常と判明した症例において、直接法によるFISH分析を各プローブ毎に行い、正常細胞におけるシグナル数の分布を確認した。正常細胞とトリソミ-細胞を混合し、人為的に種々のパーセントのトリソミ-モザイクを作成し、シグナル数の分布を確認した。
本研究にて、使用する13,18,21,X,Y染色体プローブそれぞれにおいて、培養羊水細胞のみならず直接法においても分析可能なFISH法の実験条件を決定することができた。これは、今後の本研究にとって非常に有意義なものである。また、多色FISH法を応用し、常染色体プローブと性染色体プローブを同時にHybridizeし、精度の向上をはかることが可能であった。このことは、性染色体異常症の同時診断への可能性を示唆するものであり、本研究の妥当性が評価される。また、人為的に作成した種々のパーセントのトリソミ-モザイクでシグナル数の分布を検討したことは、今後の研究の基礎的なデータとして有用である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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