研究概要 |
1.マウスケラチノサイト(Paw細胞)の合成する180kd,120kdコラーゲンが類天疱瘡患者血清と反応すること、両者の一次構造が一致することより類天疱瘡抗原(BPAG2)であることを示した。 2.180kd,120kdタンパクを培地より精製し、他の基底膜マトリックス成分との結合性を検討したところフイブロネクチンと最も結合性が高かった。 3.PCRでマウスBPAG2cDNAを単離し、このコラーゲンの発現の変動を検討した。その結果アスコルビン酸添加によりこのコラーゲンの遺伝子がup-regulateされることが判明した。他の型のコラーゲンと同様の結果であった。 4.このコラーゲンの発現はケラチノサイトの接着、伸展,増殖の段階のうち細胞の伸展時に最も強く発現されることが判明した。
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