市販のTissue expanderによっても家兎および人への腹腔内への留置は十分安全に行えることが確認できた。放射線治療計画用CT撮像、放射線照射のためのアクリル性家兎固定具を購入し、CT撮像条件、照射条件等の決定をし、更にtissue expander留置とCTを用いた3次元的治療計画によって消化管の放射線による副作用低減を実現できた。1995年6月、重粒子線治療ネットワーク会議、骨軟部分科会において口演を行い、重粒子線治療においてもtissue expander留置とCTを用いた3次元的治療計画によって消化管の放射線による副作用低減の可能性を説明した。また胆管癌における放射線治療の意義についてThe Role of Radiotherapy in the Management of Extrahepatic Bile Duct Cancer.An analysis of 145 consecutive Patients Treated with Intraluminal and/or External Beam Radiotherapy'をInternational Journal of Radiation Oncology Biology Physicsに掲載予定である。
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