研究課題/領域番号 |
06670930
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
森 宣 大分医科大学, 医学部, 教授 (20128226)
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研究分担者 |
松本 俊郎 大分医科大学, 医学部, 助手 (80219500)
三宅 秀敏 大分医科大学, 医学部, 助教授 (20136675)
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キーワード | Pancreaticoduodenal veins / Slip-ring CT |
研究概要 |
血管造影においてMagnified Stereoscopic DSA(Digital Subtraction Angiography)にての選択的膵動脈造影により膵頭部小静脈の描出能が向上した。Slip-ring式連続回転型CTが標準使用されるようになったため、膵・胆道系疾患が疑われる症例に次のようなCT撮像条件でのProspective Studyを開始している;スライス幅=5mmあるいは3mm、造影剤は注入器使用で3ml/secのrateで、計100ml、撮像は注入開始後50secから70secから開始し、two-phaseないしtriple-phaseとする。 今まで、後上膵十二指腸静脈と胃結腸幹の従来型CTでの正常径のみ測定しているが、Slip-ring式CTではないので、これらの静脈ととも前上・前下・後上膵十二指腸静脈の正常径をDSAとCTにて測定開始している。CTにてはこれら小静脈の認識される頻度も検討する。 腫瘤形成型慢性膵炎・膵癌での各静脈の閉塞あるいは拡張像およびその特徴を求めるべく、切除例の病理像とDSAおよびCTとの比較は開始したばかりである。 MRIに関してはRapid scanning softwares(Turbo SE,Turbo FLASH)が導入される今月4月1日以降にSagittal planeも含めた各断層面での静脈検出能とMR Angiographyでの判定等の検討を開始する予定である。
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