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1994 年度 実績報告書

グルコキナーゼ(GK)遺伝子の発現異常とNiDDM

研究課題

研究課題/領域番号 06671034
研究機関山口大学

研究代表者

松谷 朗  山口大学, 医学部・附属病院, 講師 (10190464)

キーワードグルコキナーゼ / プロモーター / NiDDM
研究概要

GK遺伝子islet promoterのバリアントの生理的な意義を知るため、非糖尿病者に経口糖負荷試験を行った。islet promoter-30部位の塩基配列がG/G(ホモ)のもの8名、A/A(ホモ)のもの4名、G/A(ヘテロ)のもの10名につき糖負荷テストを行った。75gグルコースを経口投与後、血糖値、血中インスリンレベルを、0、30、60、90、120分に測定した。各群間で血中インスリンレベルは差がなかった。90分及び120分の血糖値はA/A群とG/G群間で有意差を認め(6.9±1.8mmol/Lvs4.5±1.7mmol/Lat90min,6.7±1.9mmol/Lvs4.6±1.2mmol/Lat120min,p<0.05)た。また120分間の血糖値の総和(ΣPG)で比較してもA/A群(34.2±7.4mmol/L)は,G/G群(24.2±4.9mmol/L)より有意(p<0.05)に高値を示した。またA/A群の3名がA/G群の6名が境界型を示したがG/Gでは全例が正常型であった。従って-30の塩基配列の違いが耐糖能に影響する可能性が示唆された。
次に、インスリン分泌能をより詳細に検討する目的で非糖尿病者に経静脈糖負荷試験を行った。年齢、肥満度を一致させたA/A,A/G,G/Gの3群間(各4名)で糖負荷後のインスリンのピーク値の平均を比較したところ、A/A群が24.3±6.2μU/ml,A/G群が36.2±15.2μU/ml,G/G群が42.6±26.7μU/mlとプロモーター活性の低いものほどインスリンピークも低いという結果になった。ただし有意差はないので今後の検討が必要である。
プロモーターへの結合蛋白については現在検討中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Ayame: "Tolbutamide Inhibits Glucagon-Induced Phosphorylation of 6-Phosphe fructo-2-kinase/Fructose-2,6-Bisphosphotore in Rat Hepctocyto" Am.J.Physol. (in press). (1995)

  • [文献書誌] T.TaO: "HepG21 Erythrogte Glucore Tronspoeter(Glut1)Gene in Typ 2 (Noir insulindeperdut)Dirbetes Mellitus:Apopuation association ptudy and modeceln scanning in Japanese" D_1a betologia. (in press). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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