| 研究課題/領域番号 |
06671081
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| 研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
塩原 信太郎 金沢大学, 医学部・附属病院, 助教授 (10135056)
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| 研究分担者 |
上田 幹夫 金沢大学, 医学部, 助手 (90193812)
中尾 真二 金沢大学, 医学部, 講師 (70217660)
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| キーワード | 骨髄移植 / 抗白血病(GVL)効果 / ドナーリンパ球輸注(DLT) / 再発予防 / T細胞クローン |
| 研究概要 |
平成7年度研究実績の概要 GVL(抗白血病)効果は、同一ドナーのリンパ球輸注(DLT=donor leukocyte transfusion)によって、骨髄移植後にも誘導でき、移植後再発例の一部では有効な治療法であることを明らかにした(平成6年度)。平成7年度は全国の26症例を検討し、DLTの治療効果、DLTの至適時期、DLT標的抗原を解析した。 〈1〉DLTによるGVL効果の全国調査と結果;この効果は1)対象疾患によって異なること(CML慢性期;100%、CML急転期;0%、AML/ALL;20-30%、MDS;50%)、また長期緩解(CR)が得られる疾患と一過性のCRしか得られない疾患に分けられる。2)輸注T細胞数は1x10^7-5x10^8/kgに広く分布しているがGVHDの合併頻度は約40%、汎血球減少は約5%と欧米の報告より少なく、DLTは安全な治療法である。3)GVHDを発症せずGVL効果を発揮する症例が存在する。 〈2〉DLTの至適時期;奏功率の低いCML急転期や急性白血病に対しては、CR導入療法よりも化学療法でCRに導入後、緩解後療法としてDLTを実施することで成績向上がめざせる。 〈3〉GVL特異的クローンT細胞の証明;GVHDを認めずGVL効果を発揮した症例の末梢血単核球中に、再発期には認めなかったT細胞クローンの存在を明らかにした。移植後患者骨髄中にはホストの腫瘍抗原を有する造血細胞と持たない細胞が存在するので、両細胞に対するT細胞クローンの反応性から抗原ペプチドを解析した。
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