研究課題/領域番号 |
06671130
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中尾 彰秀 東京大学, 医学部(病), 助手 (10159056)
|
研究分担者 |
小原 まみ子 東京大学, 医学部(病), 助手 (60261963)
奥田 俊洋 東京大学, 医学部(病), 助手
谷口 茂夫 東京大学, 医学部(病), 助手 (50188380)
|
キーワード | PAF受容体 / モノクロナール抗体 / EP_3受容体 / TX受容体 |
研究概要 |
培養メサンギウム細胞においてPAF受容体mRNAの発現をPAF自体がPGE2産生を介して抑制することを明らかにしたのに続いて、PAF受容体モノクロナール抗体の作成をここみたが、非特異的結合が多すぎたため結果的には失敗に終わった。またヒトPAF受容体抗体を用いてラットで検討しようとしたが、ヒトPAF受容体抗体はラットPAF受容体と反応せず、結論を得ることはできなかった。PGE2受容体の局在を明らかにしたことに次いで現在、PAF受容体mRNAのネフロン内の局在の検討を行なっている。ほぼ結論を得ており、近く発表予定である。また同じシクロオキシゲナーゼの産生物プロスタノイドであるTXA2受容体のネフロン内の局在の検討も終了しつつある。PAF受容体mRNAの発現をラット培養メサンギウム細胞で増強する刺激を検討した。どのような刺激がどれくらいの時間でPAF受容体mRNAの発現を増強するかについては、ある程度の結果は得たが、詳細な検討がまだ必要であり、発表する段階には至っていない。今後の課題として残される。
|