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1994 年度 実績報告書

エリスロポエチンの昇圧機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671146
研究種目

一般研究(C)

研究機関自治医科大学

研究代表者

草野 英二  自治医科大学, 医学部, 助教授 (50102249)

研究分担者 赤井 洋一  自治医科大学, 医学部, 助手
池田 宇一  自治医科大学, 医学部, 助教授 (30221063)
キーワードエリスロポエチン / 透析患者 / 一酸化窒素 / 一酸化窒素合成酵素 / 培養血管平滑筋細胞 / 培養血管内皮細胞 / SHR / WKY
研究概要

平成6年度は透析患者でエリスロポエチン投与前後の血圧、血中NOの安定代謝産物であるNO2ないしはNO3を測定予定だったが、NO測定系が安定せず本年度は一部計画を変更して、次に述べる検討を施行した。
1.臨床検討:
透析患者におけるエリスロポエチンの昇圧機序検討の一環として、抗血小板薬がエリスロポエチンによる高血圧に有効との結果を得ている。抗血小板薬としてはパナルジン、アスピリン使用した。血小板から放出される血管作動因子を抗血小板薬中止前後で測定したが有意な変動を認めなかった。従って、機序は不明であり今後さらに検討が必要である。
2.培養血管平滑筋細胞(VSMC)を用いたIn vitroの検討
VSMCでサイトカインIL-1で刺激される一酸化窒素(NO)ならびにその合成酵素に対するエリスロポエチンの効果を検討した。エリスロポエチン単独ではNO産生に影響は見られず、さらにIL-1で刺激される-NO産生に対してエリスロポエチンは影響を与えないという結果だった。
本年度は当初の予定どうり透析患者におけるエリスロポエチン投与による血中NOの動態とSHRとWKYラットの培養血管内皮および平滑筋細胞を用いたIn vitroの検討を行なう予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 草野英二,他: "エリスロポエチンの昇圧機序 -抗血小板薬の影響-" 第3回腎とエリスロポエチン研究会. (印刷中). (1995)

  • [文献書誌] Iimura,O.et al.: "Hyperosmolality rapidly reduces atrial natriuretic peptide dependent cGMP production in cultured 1MCD cells." Pfliigers Arch. (in press). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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