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1994 年度 実績報告書

低酸素 虚血性脳障害の修復におけるMn-SODの遺伝子発現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671168
研究機関神戸大学

研究代表者

高田 哲  神戸大学, 医学部, 助手 (10216658)

研究分担者 上谷 良行  神戸大学, 医学部, 講師 (40168620)
キーワード新生児仮死 / Mn-SOD / Northern Blotting法
研究概要

仮死児における細胞毒性の発生機序としてsuperoxideなどのフリーラジカルの関与が報告されている。これらのフリーラジカルからの防御機構としてMn-SODは重要な働きを持つと推測される。平成6年度は、1.胎児期から新生児期のラット脳内におけるMn-SODの発現時期と部位.2.低酸素負荷、虚血負荷がこれらの発現に与える影響.について研究してきた。
ラット脳内におけるMn-SODの発現に関する検討
(1)胎齢18,20日及び生後1,3,7,14日目のラットから大脳及び小脳を摘出して、Northern Blotting法によってMn-SODmRNAの発現を検討した。Mn-SODmRNAは胎児期より発現し、新生児期を通じて増加傾向を示した。
(2)所定の日齢のラット脳を4%パラホルムアルデヒドによって灌流固定し免疫組織染色を用いてMn-SODの発現の局在部位を検討した。生後早期には、海馬CA3領域にMn-SOD陽性細胞の豊富な出現が見られた。この部位は虚血に対する感受性が高い領域であり、その意義が注目された。
新生児仮死がMn-SODの発現に与える影響についての検討
生後7日目のラットの左頸動脈を結紮し、その後8%酸素下にて2時間飼育して新生児仮死モデルを作成した。負荷後、ラット脳におけるMn-SODの発現を経時的に測定したが、仮死モデルにおける脳障害の程度が必ずしも一様とならず、平成7年度も引き続き検討することとした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 高田哲: "低酸素性虚血性脳症" 周産期医学. 24. 1511-1515 (1994)

  • [文献書誌] M.Ohnishi: "Development and evaluation of propentofylline suppositories:in vitro release,stability and rectal absorption characteristics of suppositories." The Japanese Journal of TDM. 12. 58-65 (1995)

  • [文献書誌] Y.Liu: "Effects of dexamethasone on hypoxic ischemic brain insults in neonatal rats." Brain & Dev.in press.

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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