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1994 年度 実績報告書

食道癌術後のnon-septic endotoxemiaの発生機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671181
研究機関秋田大学

研究代表者

四釜 俊夫  秋田大学, 医学部, 助手 (40196366)

研究分担者 南谷 佳弘  秋田大学, 医学部, 講師 (30239321)
北村 道彦  秋田大学, 医学部, 助教授 (10153131)
キーワードエンドトキシン血症 / translocation / non-septic endotoxemia / G因子活性化物質値
研究概要

術後のエンドトキシン血症は、腸内細菌のtranslocationと手術侵襲による肝網内系機能の低下もあいまって発生すると想定されている。消化器系手術のうちで最も手術侵襲が大きいとされる食道癌の術後早期の臨床像は、エンドトキシン血症の存在が強く疑われる。しかし、多くの場合血中エンドトキシンの検出が困難であり、最近non-septic endotoxemiaと称されるようになってきた。では、細菌のtranslocationが発生しているにもかかわらずエンドトキシンが検出されない理由として、流入するエンドトキシン量と生体内の網内系を中心とするエンドトキシン処理能のバランスによって、通常エンドトキシン血症は発生せず、non-septic endotoxemiaの形をとるものと仮定した。これを検証する目的に家兎を用い、エンドトキシン負荷容量を変えながら末梢血液中のエンドトキシン値とG因子活性化物質値の変動を検討することにした。これまでに、標準エンドトキシン(Difco社製 E.coli 0111B4由来のLipopolysaccharide)0.1,0.5μg/kg投与群の採血は終了したが、1.0μg/kg投与群の採血は未終了である。今後、この群の採血を待って、エンドトキシン値とG因子活性化物質値を測定する予定である。
尚、問題点として、1羽あたりの採血量が比較的多量になるなることであった。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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