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1995 年度 研究成果報告書概要

アンチセンス療法による移植肝再灌流障害の治療

研究課題

研究課題/領域番号 06671188
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岩井 武向  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (90111591)

研究分担者 石館 光三  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (40014287)
土屋 晴嗣  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90057323)
田中 雄二郎  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (70236644)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
キーワードアンチセンス療法 / 肝移植 / 再灌流障害
研究概要

最適のアンチセンスプローベを選択するため次のoligonucl eotideが検討された。
TNFa:17mer-1-PO,PS,PS3,17mer-2-PO,18mer-PS3,30mer-PS3及び
NF-kB:P50-PS3,P65-PS3,triplex forming oligonucleotides.
RAW264細胞からのLPS刺激によるTNFα産生に及ぼす上記oligonucleotideの影響をしらべた。しかしながら、どのアンチセンスプローベにおいても有効な抑制は見られなかった。一方、センスプローベによる抑制も見られた。上記の中では17mer、triplex forming oligonucleotidesが抑制を示したが繰り返し実験を行ったところその有効性は疑問視された。
またリポゾームへのoligonucleoti deの取り込みも必ずしも十分でなかった。以上の理由によりin vivo投与にたえるアンチセンスを得ることができなかった。しかしながら本研究の過程でTNFαのin situ hybridizationに成功した。これによりTNFαmRNAの局在が判明し、本治療の可能性が示唆された。
今回のプロジェクトでTNFα産生を抑制する有効なプローベを開発するに至らなかったがアンチセンス療法は色々な意味で魅力的な治療法である。一層の研究が期待される。

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公開日: 1997-03-04  

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