研究課題/領域番号 |
06671197
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
今井 常夫 名古屋大学, 医学部, 助手 (80252245)
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研究分担者 |
村田 善晴 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教授 (80174308)
舟橋 啓臣 名古屋大学, 医学部, 講師 (50135357)
高木 弘 名古屋大学, 医学部, 教授 (70154755)
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キーワード | Clonality / MAOA / heterozygosity / 内分泌腺腫瘍 / マイクロサテライト / monoclonal / polyclonal / PCR |
研究概要 |
ヌードマウスを用いた上皮小体細胞の増殖に関する実験 原発性および二次性上皮小体機能亢進症におけるヒト上皮小体腺腫、過形成、正常上皮小体をヌードマウスに移植してその増殖能、ホルモン産生能を検討するin vivo実験を行なった。手術で摘出した上皮小体組織を細切し、ヌードマウスの筋肉内に移植すた。2週間毎に採血しPHTなどのホルモン測定を行ない、3ケ月後に移植腺を摘除して病理組織学的を行なった。 その結果、ヒトPTHはマウスPTHと交叉しないためヌードマウス血中ヒトPTH濃度が測定できること、移植した上皮小体組織量とヌードマウス血中ヒトPTH濃度が相関すること、移植後経時的にヌードマウス血中ヒトPTH濃度は増加し移植後4週でプラトーに達すること、などが明らかとなった。 さらに、移植後8週目から低カルシウム食を摂取させたところ、プラトーとなっていたヌードマウス血中とヒトPTH濃度が再び上昇した。 生着した移植上皮小体組織は形態的には均一で、monoclonalと考えれる組織像であった。
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