研究課題/領域番号 |
06671228
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
折井 正博 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40129383)
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研究分担者 |
秋山 芳伸 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50245502)
山崎 将典 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40239950)
白杉 望 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90226324)
朝見 淳規 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30212492)
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キーワード | 虚血再灌流障害 / アロプリノール / 骨格筋 / Microdialysis / viability |
研究概要 |
1.前年度までの実験で、アロプリノールにより骨格筋の虚血再灌流障害が抑制されることが解ったが、それは(1)筋細胞中のXanthine oxydaseを阻害、(2)血管内皮のXanthine oxydaseを阻害し、内皮の障害を抑制、それにより白血球の活性化が抑制され、白血球由来の活性酸素の産生を抑制する、等が考えられた。 (2)について、アロプリノール投与群と非投与群で、筋肉を再灌流した静脈血中の白血球のルミノール発光を測定、比較したところ有意差は認めなかった。 結果:アロプリノールは白血球由来の活性酸素には影響を与えてはいなかった。 2.白血球が放出した活性酵素をアロプリノールがscavengeしているか否かを調べた。アロプリノール非投与群において、静脈血にin vitroでアロプリノールを加えた群と、加えない群でルミノール発光を測定、比較を行ったが両群間で有意差は認めなかった。 結果:アロプリノールは活性酸素のscavengerとしては働いてはいないと考えられた。 針型フローベを刺入するだけという低侵襲のMicrodialysisを用いて、虚血骨格筋のviabilityを、プリン代謝の変化を追うことで判定可能か否かを、TTC assayと比較検討した。 結果:Inosine/Hypoxanthineの変化により、非侵襲的な方法で骨格筋のviabilityの判定を行いうることが判った。
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