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1995 年度 実績報告書

抗原増幅による消化器癌のターゲット療法・BRM療法の増強効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671253
研究機関新潟大学

研究代表者

西巻 正  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (70242427)

研究分担者 岡 至明  新潟大学, 医学部・附属病院, 医員
藍沢 喜久雄  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (10222449)
キーワードモノクローナル抗体 / アドリアマイシン / イムノコンジュゲイト / タゲット療法 / 胎盤性アルカリフォスファターゼ / MTTアッセイ
研究概要

我々の作成したIgMクラスの抗胎盤性アルカリフォスファターゼ・マウスモノクローナル抗体M1H2をmercaptoethylamineを用いて単量体に分解し、これにN-succinimidyl-3(2pyridildithio)propionate(SPDP)を架橋剤としてアドリアマイシンを結合したイムノコンジュゲイトを作成した。これらの抗体、イムノコンジュゲイトの精製分離にはバイオゲルA-5mカラムを用いた。イムノコンジュゲイトに結合したアドリアマイシンの量はGallegoらの方法に準じて測定した。このイムノコンジュゲイトが標的抗原に対する反応性を維持していることを胎盤性アルカリフォスファターゼを発現しているヒト胃癌細胞株MKN1より抽出した胎盤性アルカリフォスファターゼを抗原としてELISA法で確認した。さらにイムノコンジュゲイトが胎盤性アルカリフォスファターゼを発現している腫瘍細胞株MKN1、MKN7、SCH、A431等に結合することを免疫組織染色にて確認した。
現在、このイムノコンジュゲイトを用いて、そのin vitroにおける抗腫瘍効果を検討するため、胎盤性アルカリフォスファターゼを発現している腫瘍細胞株MKN1、MKN7、SCH、A431等に対するイムノコンジュゲイトの抗腫瘍効果を、抗原を発現していない腫瘍細胞株KATO-III等と比較して検討中である。データの処理にはマイクロプレートリーダー解析システムを使用している。検討項目はイムノコンジュゲイト、アドリアマイシン単独、抗体単独、抗体・アドリアマイシン併用のそれぞれの抗腫瘍効果をMTTアッセイで検討中である。さらにステロイド等を用いて抗原増幅した場合の効果についても同様に検討予定である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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