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1994 年度 実績報告書

温熱化学療法における温熱増感剤の効果に対する実験的研究。

研究課題

研究課題/領域番号 06671257
研究機関福井医科大学

研究代表者

片山 寛次  福井医科大学, 医学部, 助手 (30204431)

キーワード温熱療法 / FSA-II / メルファラン / 温熱増感剤 / HMA / 細胞内pH
研究概要

マウス悪性腫瘍培養系FSA-IIの培地にHMA(3-AMINO-6-CHLORO-5-1-HOMOPIPERIDYL-N-DIAMONOMETHYLENE-PYRAZINECARBOXAMIDE:アミロライドのアナログ)を加え、細胞内pHの低下の程度をBCECF蛍光測光法を用いて調べた。HMA10μM/mlでは、細胞を障害することなく細胞内pHを著しく低下させえる事が明らかであった。この培地に、アルキル化剤であるメルファランを各濃度で41.5℃で1時間作用させたところ、HMAを含んだ培地においてメルファランの細胞致死効果は著しく増強された。この腫瘍をFSA-IIにsyngenicなマウスの大腿部皮下に接種した。腫瘍の体積が約200mm^3となった時点から4倍の体積に増加するまでは6日かかった。このマウスの下肢を恒温槽を用いて、41.5℃で1時間加温したところ、この増大には1日余分にかかった。2.5mg/kgのメルファランを腹腔内投与した群を41.5℃で1時間加温したところ、4日の延長が得られた。しかし、10mg/kgのHMAを尾静脈から投与したマウスに2.5mg/kgのメルファランを投与した群では17日と、11日の延長が認められ、10匹のマウスの内3匹において腫瘍の消失が認められた。HMAはメルファランの温熱環境下における抗腫瘍効果を著しく増感したと言える。現在、薬剤と加温の処理をされた腫瘍を培養し、IN-VIVO,IN-VITROアッセイを用いてその薬剤温熱増感作用の確認をしているところである。今後は他の濃度における効果の研究も行い、又、炭酸脱水素酵素阻害剤など細胞内のpHを低下させることがわかっている薬剤の効果を研究して行きたい。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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