(1)H_2^<15>O 1回静注による動態法を用いた肝血流量測定法の開発 サイクロトロンおよび自動合成装置により作成した。H_2^<15>Oを全身麻酔下に兎の耳静脈から静注し、経時的にポジトロンCTスキャンを行った。これをコンピューター解析を行って、動脈血流量・門脈血流量を同時に算出した。こののち、既存の方法(侵襲的方法)で肝血流量を測定し、ポジトロンCTによる結果の評価を行った。 C^<15>O_2連続吸入による定常法を用いた肝血流量測定法の開発 サイクロトロンおよび自動合成装置により作成したC^<15>O_2を全身麻酔下の家兎に連続吸入させ、ポジトロンCTスキャンを行った。これより肝血流量を算出した。(この方法では動脈血流量・門脈血流量を同時に求めることはできない)。こののち、既存の方法(侵襲的方法)で肝血流量を測定し、ポジトロンCTによる結果の評価を行った。 以上により、H_2^<15>0 1回静注による動態法およびC^<15>O_2連続吸入による定常法による肝血流量測定法を今後ヒトに応用ができることが判明した。
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