研究課題/領域番号 |
06671315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
今泉 俊秀 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (10075377)
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研究分担者 |
羽鳥 隆 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50208550)
原田 信比古 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10198921)
中迫 利明 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50155694)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | 膵頭十二指腸切除術 / 膵腸吻合縫合不全 / 膵頭部領域癌 / 肝膵同時切除 / ソマトスタチン |
研究概要 |
平成6年度は膵が柔らかく膵外分泌機能が正常に保たれている群にソマトスタチンによる膵腸吻合縫合不全の抑制効果が見られる傾向があり、平成7年度は、膵管空腸粘膜縫合を行いstent-tubeを挿入して膵液を体外に誘導するstent群と、膵管空腸粘膜縫合のみを行いstent-tubeを挿入しないno-stent群とに分け同様な研究を行ったところ、stent-tubeの挿入の有無に関わらずソマトスタチンによる膵腸吻合縫合不全の抑制効果は良好であった。本研究の最終年度に当たる本年度は、膵頭十二指腸領域癌に対する膵頭十二指腸切除術と胆道癌に対する肝葉切除を伴う膵頭十二指腸切除術とについて検討した。膵腸吻合縫合不全発生率は、膵頭部領域癌のうち膵硬化の多い膵頭部癌では5%であったが、硬化がなく柔らかい膵が多い胆道癌では13〜18%と有意に多かった。胆道癌に対する肝葉切除を伴う膵頭十二指腸切除術は、進行癌が多いためか対象となる症例が少なく、現在追加症例の集積を行っている。
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