• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

心肺移植後の拒絶の非侵襲的な診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06671323
研究機関東北大学

研究代表者

近江 三喜男  東北大学, 医学部, 助教授 (00144931)

キーワード左心室圧負荷モデル / 「3H]-CGP12177 / ベータ受容体
研究概要

LewisおよびFisher ratsを用い、Ono-Lindsey法に準じて、F-L (allografts), F-L (+CsA)モデルを作成した。この際、ドナー心は左心室圧負荷モデル(近江法)とした。4、7、14、21、28、56日でサンプリングと同時に凍結し、18μmの凍結切片を作成した後、「3H]-CGP12177でincubationし、IP(イメージングプレート)とコンタクトし、BAS3000を用いて画像化した。その画像からベータ受容体の定量、局在の変化を解析し、病理標本と比較検討した。
ベータ受容体の分布は、レシピエント心ではF-L、F-L(+CsA)群ともに、部位別の変化や時期での変化に乏しかったが、ドナー心では両群ともに変化に富んでいた。移植後4日目の標本では、除神経によるup-regulationや軽度の拒絶反応を反映したベータ受容体の増加、部位別のバラツキが見られた。受容体の増加は、7日目まで見られ、以後は次第に減少した。また、拒絶反応が、強くなる程、ベータ受容体の減少、部位別のバラツキが著明となったが、いづれの標本でも、部位別には、左室、中隔、右室の順に受容体数が多かった。
現在、in vivoの標本の作成が終了し、データの分析中である。
また、新しく、マクロファージのligandを用い、同様の手法で拒絶の診断のための実験を始めている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yokoyama H, et al: "Changes in myocardial beta-adrenergic receptors during acute rejection of heterotopically transplanted rat heart" J. Thorac. Cardiovasc. Surg.104. 1567-1571 (1992)

  • [文献書誌] Ohmi M, et al: "Hemodynamic performance in a heterotopically transplanted dog heart ; proposal of techniques for working left heart model of heterotopic heart transplantation" J. Heart Lung. Transplant.11. 1147-1150 (1992)

  • [文献書誌] Yokoyama H, et al: "Proposal of a working left heart model with a heterotopic transplantation technique in rats" J. Heart Lung. Transplant.14. 706-712 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi