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1994 年度 実績報告書

神経膠腫におけるインテグリン遺伝子群の異常の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06671398
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

広津 辰美  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (00244012)

研究分担者 福山 幸三  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (60238516)
古賀 寿男  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30153513)
白石 哲也  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (70206275)
キーワード細胞外基質 / 細胞接着 / インテグリン / 脳腫瘍 / 細胞間情報伝達
研究概要

7種類のヒト神経膠腫培養細胞における、インテグリン遺伝子a1、a2、a3、a4、a5、a6、av、b1、b2、b3の発現について、RT-PCRにより定量した。神経膠腫培養細胞では、a4、a5、a6、b3の発現が減少している傾向にあった。また、a5、a6インテグリンに対するモノクローナル抗体処理によりリガンドとの結合を阻止すると、神経膠腫細胞は増殖が促進されることがわかった。このことは神経膠腫細胞の細胞接着に伴う増殖抑制や分化誘導の過程には、a5、a6インテグリンが関与しているものと考えられた。インテグリン分子は、細胞と細胞外基質の接着に関わるだけでなく、インテグリン分子同士で結合することにより、細胞細胞間情報伝達に関わっているものと考えられている。この二つのインテグリン遺伝子は、神経膠腫細胞に導入・発現することにより、増殖抑制、浸潤抑制に機能するものと予想される。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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