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1995 年度 実績報告書

虚血性神経細胞傷害と鉄代謝に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671421
研究機関帝京大学

研究代表者

金光 秀晃  帝京大学, 医学部, 講師 (10129992)

研究分担者 川合 謙介  帝京大学, 医学部, 助手 (70260924)
田村 晃  帝京大学, 医学部, 教授 (80111532)
キーワード免疫組織化学 / in situ hybridization / トランスフェリン / クラスリン / 脳虚血
研究概要

ラットにおける中大脳動脈閉塞による局所脳虚血、並びに、心停止による全脳虚血モデルを使用した脳虚血後1、2、4、8週間に脳を摘出し、クリオスタットで、虚血中心である大脳皮質並びに尾状核被殻を含む切片、海馬、視床を含む切片黒質を含む切片を作製し、鉄染色、免疫組織化学、in situ hybridizationを行なった。
鉄染色においては、局所脳虚血、心停止による全脳虚血後1、2、4、8週間後まで鉄の沈着は見られなかった。
また、トランスフェリン、トランスフェリン受容体、スラクリンに対する免疫組織化学実験の結果、正常群と脳虚血群との間に差は観察できなかった。
さらに、ヘムオキシゲナーゼI、IIに対するin situ hybridizationの実験結果においても正常群と脳虚血群との間に差は観察できなかった。
中大脳動脈閉塞による局所脳虚血、心停止による全脳虚血モデルを使用した脳虚血後1、2、4、8週間まで実験を行なったが、いずれの結果もnegative dataしか得られなかったので、脳虚血モデルを遅延神経細胞死(delayed neuronal death)の概念が確立している砂ネズミの前脳虚血に変更して、すなわち、砂ネズミの両総頸動脈を5分間クリップで結紮し、再開通6、24、48、72時間後、脳を取りだし、海馬を含む横断面切片を作成して、遅延神経細胞死に対する鉄代謝(鉄染色、トランスフェリン、トランスフェリン受容体、スラクリンに対する免疫組織化学実験、ヘムオキシゲナーゼI、IIに対するin situ hybridizationの実験)に関することを、現在実施しているところである。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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