研究概要 |
平成6年度までに予定した研究内容は、平成7年3月までに終了する予定。以前我々が行った報告では培養心筋細胞の収縮測定に、非接触型精密変位計Fotonic Sensor^<TM>を用い、変時応答のみを計測していたが、カテコラミン、吸入麻酔薬投与時の反応より変力応答測定にも応用可能であることが判明した。 ラット培養心筋細胞におけるカテコラミンの強心作用については第67回日本薬理学会年会(H6,3/21-24,京都)においてその一部を、吸入麻酔薬の心抑制作用については第45回日本薬理学会北部会(H6,10/7,新潟)、第41回日本麻酔学会総会(H6,4/13-15,東京)および1994Annual Meeting American Society of Anesthesiologists(10/15-19,San Francisco)においてその一部を報告した。 今後の研究課題としては 1)心筋細胞に対する吸入麻酔薬の直接作用を調べるため、ラット培養心筋細胞収縮に対するハロセン、イソフルレンおよびセボフルレンの作用を比較検討する。 2)代表的な吸入麻酔薬であるハロセンの心抑制作用にかかわるL型カルシウムチャネルの役割を調べるため、カルシウム拮抗薬nifedipine,verapamil,カルシウムチャネルアゴニストBay K 8644存在下でのハロセンの心抑制作用の変化を調べる。 3)イノシトール燐酸代謝にハロセンがどのような影響を与えるのかを調べる
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