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1996 年度 実績報告書

前立腺癌および前立腺肥大症の発育におよぼす間質組織の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671585
研究機関京都大学

研究代表者

寺井 章人  京都大学, 医学研究科, 助手 (50243019)

研究分担者 小川 修  京都大学, 医学研究科, 助手 (90260611)
筧 善行  京都大学, 医学研究科, 講師 (20214273)
キーワード前立腺癌細胞株 / PC93 / 線維芽細胞 / 増殖因子 / 蛋白精製
研究概要

ホルモン非依存性のヒト前立腺癌細胞株PC93はヌードマウス可移植性であるが、前立腺由来の線維芽細胞や骨髄由来の線維芽細胞株を同時移植することによってin vivo増殖が促進され、上記線維芽細胞から放出される既知のものではないPC93増殖因子の存在をin vitroにおいて証明してきたのが前年度までの実績である。今年度はこの未知のPC93増殖因子の単離同定を押し進めようとした。
正常前立腺線維芽細胞培養上清中のPC93増殖因子を同定するため、in vivoでの足場非依存性PC93増殖促進活性を指標にこの因子の精製を行ったところ、ヘパリンカラムクロマトグラフィーにおいてヘパリン未吸着分画、0.5Mおよび1.0M NaCl溶出画分に増殖促進活性がみられた。比活性が強いと思われた0.5MNaCl溶出画分についてさらにゲルクロマトグラフィーを行ったところ、既知の前立腺癌増殖因子とは分子量の異なる約32KDaの蛋白を見出した。ヘパリンカラムクロマトグラフィーにおける三つの画分(未吸着、0.5Mおよび1.0M NaCl溶出画分)のうち実際にはどれがin vivoでの増殖促進に重要であるかは、今後検討する課題として残されている。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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