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1995 年度 実績報告書

MHCクラスI拘束性の抗原プロセシング、提示機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671592
研究機関徳島大学

研究代表者

秋山 欣也  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (30263833)

研究分担者 横田 欣也  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (10274218)
田中 啓二  徳島大学, 酵素科学研究センター, 助教授 (10108871)
キーワードプロテアソーム / γ型インターフェロン / 抗原提示 / プロテアソーム活性化因子
研究概要

1、γ型インターフェロン誘導型プロテアソーム構造と機能の解析
我々はγ型インターフェロンによって消失するサブユニットであるX,Y,Zと逆に増強するサブユニットであるMECL1についてそのcDNAを単離し、一次構造を決定したが、本年度はそのcDNAをprobeとしてコスミドライブラリーをスクリーニングし、各遺伝子を単離した。これを用いてfish法により各遺伝子座を決定した。その詳細については現在、Journal of experiimantal medicineに投稿中(in press)である。
2、26S型プロテアソームの構造と機能の解析
サブユニットp112はその後の検討より酵母での既に報告されているSEN3のヒトのホモローグであることが判明し、酵母においてその欠損株を作成し、その機能解析を行った。その詳細については現在、Molecular cell biologyに投稿中である。
3、プロテアソーム活性化因子の構造特性とプロセシングにおける役割の解析
プロテアソーム活性化因子(PA28)αはγ型インターフェロンによって誘導される因子として以前クローニングされていたIGUP I-5111と同一の分子であることが判明した。そのため、PAα、βおよびこれらにホモロジーのあるSLE患者の自己抗体の抗原として同定されたKi-antigenのγ型インターフェロンによる誘導について検討した。その結果、PA28α、PA28βはγ型インターフェロンによって誘導されるが、Ki-antigenは誘導されないことが判明した。また、誘導されるPA28α、βでもその誘導の程度は異なり、PA28αの方が強く誘導された。この誘導能の違いと機能の違いについて現在検討中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 秋山欣也: "primary structures of two homologous subunits of PA28, a γ-interferon-inducible protein activator og the 20S proteasome" FEBS letters. 366. 37-42 (1995)

  • [文献書誌] 久松浩: "Newly identified pair of proteasomal subunits regulated reciprocally by interferon-γ" Journal of experimental medicine. (in press).

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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