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1994 年度 実績報告書

胎盤におけるVLDL受容体の発現と、その基礎的および臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 06671625
研究機関秋田大学

研究代表者

後藤 薫  秋田大学, 医学部, 助手 (10186885)

研究分担者 田中 俊誠  秋田大学, 医学部, 教授 (40002216)
キーワードVLDLreceptor / Triacylglycerol / toxemia of pregnancy / IUGR / Ovarv / Myometrium / Endometrium / steroid genesis
研究概要

1.胎盤におけるVLDL receptor mRNA発現の確認
Nothernbolot法により、胎盤におけるVLDLreceptormRNAの発現を確認した。その結果、妊娠中に著増するtriacylglycerol(TG)の、胎盤における新しい代謝経路(ステロイドホルモン産生、胎児への脂質供給)が存在する可能性がでてきた。
2.妊娠中毒症におけるVLDLreceptormRNAの発現低下の証明
原因か結果かは未だ明らかでないが、VLDL receptorの妊娠中毒症の病態形成(事項の高TG、特に高VLDL-TG血症、子宮胎盤循環における動脈硬化など)への関与が示唆された。
3.妊娠中毒症例の血清脂質分画の詳細な検討
特に、各HDL脂質分画の減少、VLDL脂質分画の増加、特に高VLDL-TG血症が顕著であった。
4.女性内性器におけるVLDLreceptormRNAの発現に関する検討
卵巣、子宮筋層、子宮内膜に発現を認め、特にステロイドホルモン産生臓器である卵巣において、群を抜く強い発現を認めた。
今年度は、以上の結果を踏まえ、1.胎盤を介する胎児への脂質供給と子宮内胎児発育遅延(IUGR)への関与、2.卵巣におけるコレステロール代謝およびステロイドホルモン産生への関与に的を絞って研究を進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 後藤 薫: "多項目による妊娠中毒症の発症予知にお試み" 日本妊娠中毒症学会雑誌. 2. 32-35 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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