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1995 年度 実績報告書

骨粗鬆症とビタミンDレセプター遺伝子多型の関連についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671688
研究機関順天堂大学

研究代表者

三橋 直樹  順天堂大学, 医学部, 助教授 (60114667)

研究分担者 深間内 一孝  順天堂大学, 医学部, 講師 (60276459)
キーワードビタミンD受容体遺伝子多型 / 骨密度 / 骨祖鬆症
研究概要

ビタミンD受容体遺伝子(以下VDR遺伝子)について遺伝子多型が存在することが欧米で報告された。この遺伝子多型が日本人女性において存在するかどうか、また存在するとすればどのような頻度であるか、またその遺伝子多型が骨量と関係するかどうかを調べた。
VDR遺伝子多型の解析にはVDR遺伝子をPCR法で増幅した後、制限酵素Bsm1,Apa1,Taq1を用いてRFLP解析を行った。それぞれの制限酵素で表される遺伝子多型をBB,Bb,AA,Aa,aa,TT,Tt,ttとした。
(1)日本人女性404名について、VDR遺伝子多型の出現頻度を調べた。Taq1遺伝子多型はtt(BB),Tt(Bb),TT(bb)の順に1.5%,20.5%,78.0%であり、またApa1遺伝子多型はAA,Aa,aaの順に10.5%,45.8%,44.2%であった。この頻度は欧米の報告とは異なっていた。
(2)骨密度を測定した113名の女性(平均年齢は53才)について、VDR遺伝子多型との関連をみると、AA,Aa,aaは腰椎骨密度で0.847 ±0.16,0.892 ±0.141,0.923 ±0.153(g/cm2)であり、tt,Tt,TTでは0.808 ±0.013,0.890 ±0.168,0.905 ±0.134であった。しかし各群に有意差は認められなかった。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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