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1994 年度 実績報告書

気道分泌にかかわるイオンチャンネルの分子的制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 06671738
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

三輪 正人  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (80247650)

研究分担者 挟間 章博  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (60218394)
岩田 重信  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90084558)
キーワード気道分泌 / イオンチャンネル / パッチクランプ / ウッシングチャンバー / 気道上皮 / モルモット気管 / 繊毛細胞 / 無繊毛細胞
研究概要

1.気道上皮細胞はイオントランスポートの作用を持ち、主として管腔側のクロライド(C1)イオン分泌により駆動される水輸送により、気道内の水分量の調節を行っているとされるが、従来の研究では生理的状態での真の分泌を担っている状態でのC1チャンネル活動をみていない可能性が高い。今回我々は、上皮としての極性が保たれた、物質膜輸送が可能な生理的状態のままの気管上皮細胞を用いセルアタッチド法によるパッチクランプを行い、シングルチャンネルレコーディングが可能なシステムを新たに開発した。
2.具体的には、モルモットより気管を摘出後、酵素処理し浮遊させた上皮細胞を独自に加工し、直前にI型コラーゲンでコートしたメンブレンフィルター上で培養する。そのフィルターをそのまま設置でき管腔側、基底側それぞれに薬物投与が可能なUssing chamberを作製し、正立鏡筒上下型ノマルスキー微分干渉顕微鏡を用い無繊毛細胞にパッチクランプを行った。
3.今回のシステムは、より生理的な気道分泌の状態をリアルタイムに単一イオンチャンネルレベルで測定可能であり、分泌にかかわるイオンチャンネルの制御機構の解明に非常に有用であると思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三輪正人,他: "培養気道上皮細胞のシングルチャンネルレコーディング" 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会誌. 13(in press). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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