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1995 年度 実績報告書

RCSラットの網膜下腔に移植された幼若マウス網膜の形態学的・電気生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671754
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

山本 修一  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (20230550)

研究分担者 小野津 博之  富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (90262526)
キーワード網膜移植 / トランスジェニックマウス / 網膜変性ラット / 網膜変性マウス / 免疫抑制剤
研究概要

1、ラットへのマウス網膜の異種間移植
1)遺伝子組換え操作により、ロドプシン遺伝子とタンデンムにβガラクトシダーゼの遺伝子であるlac-Z遺伝子を組み込んだトランスジェニックマウスの網膜を正常ラット(SDラット)および網膜変性ラット(RCSラット)の網膜下腔に移植した。
2)免疫抑制剤であるタクロリムス(FK506)を術後に投与しなかったラットでは、移植網膜は生着しなかった。
3)タクロリムス投与群では、SDラット、RCSラットともに移植したマウス網膜細胞において、βガラクトシダーゼが発現しており、ロドプシンが正常に出現していることが確認された。
4)しかしRCSラットでは、移植視細胞の形態は正常ではなく、網膜色素上皮細胞の機能不全が移植細胞の生着を阻害していることが示された。
2、網膜変性マウスのトランスジェニックマウス網膜の移植
1)遺伝的な視細胞の代謝異常によって網膜変性が引き起こされるrd/rdマウス(C3Hマウス)にトランスジェニックマウス網膜の移植を試みた。
2)移植視細胞の生着率は、ラットの場合に比べて著しく低く、移植手技の改善が必要と考えられた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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