研究概要 |
Sprague-Dawleyラット(白色、雄、生後8週齢)を80lux緑色光のもとで16時間照射、8時間暗環境の24時間サイクルで2週間飼育した後、1800luxの光のもとで24時間連続照射し、元の環境へ戻した。その直後、1時間、3時間、1日、3日、7日、14日、28日の各時期に眼球を摘出し、材料とした。潅流固定した眼球をパラフィン包埋し、6mmの切片を作成した。脱パラフィン後、一次抗体の種類によってはマイクロウェーブの処理を行った。一次抗体はmanganese(Mn)SOD,copper zine(CuZn)SOD,GSH-PX,ADFを用いた。免疫組織化学はペルオキシダーゼ標識の二次抗体を用いて、33diaminobenz,dine(DAB)で発色した。摘出した眼球より神経網膜と網膜色素上皮層を分離し、80℃で凍結保存し、適時West ern Blot法を施行した。Reverse transcript polymerase chain reaction(RT-PCR) GSH-PXに対するプローブを作成し、清潔下し処理した神経網膜と網膜色素上皮層を材料とした。mRNAを抽出したあと、RT-PCRで増幅しGSH-PXの定量的解析を行った。 過酸化脂質は経時的に増加した。SODは1日、3日で上昇したが、14日では光照射群と対照群で差はなかった。漢方薬の腹腔内注射で組織障害と過酸化脂質の低下が確認された。
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