研究課題/領域番号 |
06672023
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
今井 智子 昭和大学, 歯学部, 助手 (60260907)
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研究分担者 |
松田 千春 昭和大学, 歯学部, 助手 (90229485)
鈴木 規子 昭和大学, 歯学部, 講師 (10112731)
山下 夕香里 昭和大学, 歯学部, 助手 (50260906)
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キーワード | 口腔癌 / 術後機能 / QOL / コミュニケーション能力 |
研究概要 |
口腔癌術後患者のコミュニケーション能力の客観的評価方法の開発に関して、以下の項目を行った。 1.検査リストの作製 口腔癌術後患者により発話された文章が意味する内容を、聞き手がどの程度了解できるかという了解度の観点から、質問形式の文章30項目から構成されるリストを作製した。検査リストは検査の妥当性および信頼性を検討するために、内容の異なる3種類(A、B、C)を作製した。さらに各項目をランダムに並べ替えたリストを3種類ずつ、計9リスト用意した。 2.口腔癌術後患者からのデータ採取 1患者に3種類のリスト全部を音読させ、カセットレコーダに録音した。 3.一般成人(歯学部学生)による聴取実験 得られたデータについて、口腔癌患者に接する機会の少ない歯学部学生5名による聴取実験を行った。口腔癌患者のスピーチに対する慣れを防ぐために、1聴取者は1患者のみを聴取することとした。聴取順序による影響を考慮し、検査リストはランダムに提示した。 以上、当初の計画に沿って順調に研究を進めたが、今年度はデータの採取および聴取実験が主で、解析結果を得るに至らなかった。また、データを採取することができた口腔癌術後患者のデータを一部検討したところ、種々の切除範囲および切除部位の症例について、さらに症例を追加する必要性が認められた。
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