研究課題/領域番号 |
06672028
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
秋元 芳明 日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (10147720)
|
研究分担者 |
松本 裕子 日本大学, 松戸歯学部, 副手 (50221594)
藤井 彰 日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (70102564)
西村 均 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10198509)
渋谷 諄 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (20206147)
|
キーワード | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 / 黄色ブドウ球菌 / 歯性・口腔感染症 |
研究概要 |
平成6年1月〜12月の1年間に、181例の歯性感染症より膿、滲出液等を採取し、細菌を培養した。6例よりStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌、以後S.aureusと略す)が分離され、4例がMethicillin-resistant Staphylococcus aureus(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、以後MRSAと略す)であった。S.aureus、MRSAの全歯性感染症に対する分離頻度は、それぞれ約3、2%と低かった。S.aureus中のMRSAの割合は、67%であった。MRSA全株の感受性を認めた抗菌薬は、Vancomaycinとrifampicinであった。また、Minocycline、Rokitamycin、LomefloxacinおよびOfloxainが比較的優れた感受性を示した。コアグラーゼ型は、II型3株、III型2株、IV型1株であった。以上の結果の一部を、4th Western Pacific Congress of Chemotherapy and Infectious Diseasesにて発表し、Proceeding中に掲載した。
|