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1994 年度 実績報告書

超高感度レーザー励起蛍光誘導体化試薬の開発と生体関連物質分析への適用

研究課題

研究課題/領域番号 06672160
研究機関福岡大学

研究代表者

山口 政俊  福岡大学, 薬学部, 教授 (50117280)

キーワード高速液体クロマトグラフィー / プレラベル試薬 / ヘリウム / カドミウムレーザー / 蛍光検出 / フェナンスロベンズイミダゾール / アミン / カルボン酸
研究概要

1.試薬の合成:カルボン酸及びアミン類の、レーザー(He/Cd)励起HPLC用プレラベル蛍光誘導体化試薬として、それぞれ下図の試薬I及びII(フェナンスロベンズイミダゾール誘導体)を新規に合成した。合成は9,10-ジアミノフェナンスレンとベンズアルデヒド誘導体との反応生成物を、ヒドラジンあるいはチオニルクロリドと処理することにより行った。
2.基本的HPLC法の開発:カルボン酸は試薬Iと水溶性カルボジイミド(EDC)の存在で、水溶液中、37℃、20分間反応。アミン類は試薬IIとK2CO3の存在で、水溶液中、37℃、2〜3分間反応した。各誘導体を逆相HPLC(通常及びミクロボアカラム)により分離し、He-Cdレーザー(出力、10mW)蛍光により検出(460nmバンドパスフィルター)する。
3.結果及び考察:試薬I及びIIの誘導体はいずれも、励起波長を325nmに有し、He/Cdレーザー光源に最適であった。これによる通常のカラム及びミクロボアカラムによる検出限度は、それぞれ400-800amol及び50-100amolであった。これらの試薬類はいずれも水溶液中、緩和な条件で、カルボン酸、アミン類と反応する。従って、熱や光に不安定な生体成分、医薬品の超高感度分析への適応に有用と考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tetsuharu Iwata: "4-(1-Methyphenanthro[9,10-d]imidazol-2-yl)benzohydraxzide as derivatization reagent for carboxylic acids in HPLC with conventional and laser-induced fluorescence detection" Analyst. 119. 1747-1751 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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