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1995 年度 実績報告書

各種修飾ヒドロパーオキシド誘導体の合成とその抗マラリア活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06672238
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

川又 健  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80051530)

研究分担者 小林 正規  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70112688)
辻 忠和  日本女子大学, 理学部, 教授 (50060603)
キーワードフラン誘導体 / 抗マラリア活性 / 光増感酸素化反応 / ヒドロパーオキシド誘導体 / ジオキサスピロ型化合物 / 転移反応 / tauremisin / dihydrocostunolide
研究概要

前年度同様、2, 5-ジメチルフラン及び2-メチルフランのアルコール中での光増感酸素化により得られるフランのヒドロパーオキシド誘導体をパーオキシエステル及びパーオキシエステルとして隠蔽した化合物を合成し、抗マラリア活性の検定を行なった。また、構造活性相関の観点から、アルキル側鎖に水酸基をもつフラン誘導体とその光増感酸素化によるジオキシサスピロ型のヒドロパーオキシド誘導体の合成を行なった。この過程で各種の生理活性ジオキサスピロ型天然物の共通合成シントン、2-oxo-1, 6-dioxaspiro[4, 4]non-3-eneの効率よい合成法を確立できた。
一方、サントニン(1)から新規トリオキサン型化合物を誘導合成するため1の化学変換を行なったが、その際、(1) 1のDIBAL還元体、3-hydroxy-santoninの酸化剤による1, 3-oxidative rearrangementを利用した2、3の簡単なセスキテルペン化合物の単行程合成に成功した。また、(2) 1から誘導される3-hydroxy-1, 2-dihydrosantoninのTsOH酸触媒存在下での脱水反応を検討し、セスキテルペンラクトン、dihydrocostunolideやtauremisinの合成前駆体の単行程合成法を開拓し、これらの形式的合成を達成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T. Kawamata: "A. SHORT-STEP SYNTHESIS OF SESQUITERPENELACTONE, 1-OXOEDESMA-2, 4-DIEN-11βH-12, 6α-OLIDE, ISOLATED FROM ARTEMISIA HERBA-ALBA AND ITS DERIVATIVES" Synthetic Communications. 26 (1). 139-148 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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