研究課題/領域番号 |
06672265
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大山 良治 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (30233290)
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研究分担者 |
菱沼 隆則 東北大学, 医学部・附属病院, 助教授 (20199003)
水柿 道直 東北大学, 医学部・附属病院, 教授 (60004595)
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キーワード | 20-HETE / GC / MS / SIM / PFB-tert-BDMS誘導体 / 19-HETE |
研究概要 |
20-HETEのGC/MS/SIMによる測定のための誘導体化法の検討をした結果、20-HETE-pentafluorobenzyl ester tert-buthyldimethyl silyl(PFB-tert-BDMS)エーテル誘導体とし、負イオン化学イオン化法を用いるGC/NICIMS/SIMが適していることが判明した。ただし、電子衝撃イオン化法を用いたGC/MS/SIMについての誘導体化法の検討はまだ行っていないので今後検討したいと考えている。生体試料からの19-HETEや20-HETEの抽出方法においては、Chem-eluteカラム、TLC、HPLC及びカラムクロマトグラフィーなどを用いて検討した結果、ヒト尿中から20-HETEを抽出する際には、夾雑物を除去するためには溶媒を変えて2回のHPLC操作が必要であることが判明した。このことはかなり精製操作が煩雑となるのでシリカカラムクロマトグラフィーなどの手法を用いてより簡便な精製法に改良を加えたいと考えている。 未だ、定量法の確率されていない19-HETEについても、上記PFB-tert-BDMSエーテル誘導体とすることによりGC/NICIMS/SIMによる測定が可能であることが判明した。また、19-HETEや20-HETE誘導体のマススペクトルの基準ピークがm/z433(M-PFB)-と同一であるが、19-HETEや20-HETEは、HPLCにより十分に分離が可能である。 これらの方法を用いて、生体試料中のこれら19-HETEや20-HETEの測定が可能となった。今後はより簡便でより高密度の分析法の開発を行い、3型プロスタノイドであるΔ^<17>-20HETEの分析に応用したいと考えている。
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