研究課題/領域番号 |
06672321
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
安藤 詳子 名古屋大学, 医療技術短期大学部, 助手 (60212669)
|
研究分担者 |
谷口 元 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (10115595)
竹内 康浩 名古屋大学, 医学部, 教授 (90022805)
渡邉 憲子 名古屋大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (50126918)
小野 雄一郎 名古屋大学, 医学部, 講師 (80135334)
|
キーワード | 病院 / 看護職員 / 入院患者 / 作業環境 / 生活環境 / 腰痛 / 頸肩腕障害 / 疲労 |
研究概要 |
本研究は、平成6年病院改築を着工した名古屋大学医学部附属病院について、病院改築前後における看護職員の健康障害と作業環境及び患者の生活環境について評価し、改善点を明らかにし、残存する問題や新たな課題を検討し、よりよい環境整備をはかるための基礎資料を得ることを長期的な目的としている。 平成6年度から平成7年度を第1期に当て、平成6年度は改築前における看護職員の健康障害と作業環境および患者の生活環境に関する主観的評価を明らかにした。 また、適宜調査結果について詳細に看護部に報告し、改築に関する検討のための資料として活用してきた。 1.看護職員の健康障害と作業環境に関する質問紙調査によって現在までに得られた知見 看護職員は、特に作業環境の狭さ、使いにくさ、換気、暗さ、冷房の効きの悪さを問題とし、説備品については、特に高さ調節のできないストレッチャーや低床ベッドは作業上の腰部負担感が高く使いにくいため、高さ調節のできるストレッチャーや低床ベッド、電動ベッドの増加を望み、また、酸素吸引の配管や点滴スタンドについて使いにくさや数の不足を感じている。 2.患者の生活環境に関する質問紙調査によって現在までに得られた知見 入院患者は、特に生活環境の狭さ、使いにくさ、暗さ、換気を問題とし、療養生活の必需品であるベッドやオーバーテーブルにさえ使いにくさや数の不足を感じている。また、患者の入院病室、ベッドの位置、ベッドの種類、年齢、性別、手術の有無、在院日数、患者の症度等によりその主観的環境評価に差が認められた。
|