研究課題/領域番号 |
06680041
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
堤 江美子 大妻女子大学, 社会情報学部, 助教授 (70133121)
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研究分担者 |
河内 まき子 工業技術院, 生命工学工業技術研究所・人間環境システム部・, 主任研究官 (80126052)
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キーワード | 三次元計測 / レンジファインダー / 形状解析 / 人体計測 / 肩部 / 衣服設計 / 形状モデリング |
研究概要 |
設備備品費にて設備の拡充をはかり、短時間に測定対象に連続照射される7種類のグレイコードパターンを撮像することによって画素単位で対象までの距離を計測できる液晶レンジファインダー(オ-ジス総研製)を、現有の2台から4台に増設することができた。これにより人体の3次元形状を周囲4方向から数秒以内に計測することが可能になった。さらにヒューマンインターフェイスの良い、操作性の良いシステムを構築するためにデータ解析機能を更新した。また、液晶レンジファインダー本体が設置の容易なテンションポール型の架台に取り付けられるようになり、設定が容易になった上、キャリブレーションシステムにも変更を加えて自動化、簡略化をほどこした結果、測定の準備に要する時間が短くなり、実用化の目途が立った。 これに基づいて人体を対象とした予備計測実験を行い、計測時の被験者の着衣、姿勢の保持方法、等、詳細を検討すると共に、上肢帯の構造を分析し、体表面計測時に上肢帯の形状をどのように把握すればよいか検討中である。 計測結果の格納については、当初の予算が審査過程で変更されたため計測装置の一部であるワークステーションと本学情報処理教育センターの計算機をネットワークで接続しNFS(Network File System)を利用して一時的にファイルを相手方計算機に預ける形にしたが、それにしても画像データは非常に大きいので、現在、効率良いデータの運用、格納について再度検討中である。
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